転職を考えている看護師がチェックすべきポイントは3つあります。まず一つ目は、待遇についてです。給与をはじめ、時間外手当や深夜手当、勤務時間などは、働く上でとても重要だからです。例えば、月収は額面でいくらくらいなのか、2交替と3交替どちらの勤務制度が採用されているのかは、仕事に大きく影響を及ぼします。また、夜勤の頻度に関しても、心身の負担に関係してくるので、必ず自身が納得するまで入念に確認しておきましょう。
また、2つ目は、福利厚生についての確認です。一般的には、前述したように、給与や手当といった待遇面が重視されますが、福利厚生は働きがいやモチベーションなどにつながるため、見逃してはいけません。福利厚生には、健康保険や厚生年金、雇用保険といった法律に定められているものと、有給休暇や産前産後休暇、住宅貸与など、各医療機関が独自に定めているものがあるのが特徴です。したがって、募集要項を確認する際には、この両方を必ず確認するようにしてください。特に、医療機関が独自に定めている福利厚生は、医療機関ごとに差が出やすい傾向にあるので、働きやすさに直結するケースが少なくありません。自分の今後のキャリアプランも考えながら、どのような制度が整えられているかをしっかりとチェックしましょう。
それから3つ目は、教育体制についてです。特に若手で経験年数が浅い看護師にとっては、教育体制は重要になってくるポイントの一つでしょう。資格取得の支援や、具体的な教育体制についての記載が募集要項や公式HPに載っているのかを、じっくり調べるようにしてください。